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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.3.18号 世界に存在感を示す日本のメガバンクの株価
日本のメガバンクは平成バブルの影響があり、殆どサブプライムローン崩壊の影響を蒙りませんでした。

しかし、平成バブル崩壊の財務の毀損処理に追われ、欧米銀行のようにリスクを執って儲ける仕組みのビジネスモデルがないという理由で負け組みにランクされ、株価は長期低迷を余儀なくされてきました。

インフレになり信用創造が働きお金が動き金利が上昇すれば銀行が儲かります。

凍りついたお金を動かす政策のアベノミクスの登場と共にその好機が銀行に到来しています。

と同時に世界の銀行はリーマンショックの反省から、証券、デリバティブ、商品先物・オプション等の短期的な自己勘定取引による儲けるビジネスモデルが規制の流れの中にあり、蚊帳の外にいた日本のメガバンクが伝統的な融資業務というジャンルでその存在感を発揮し始めています。

世界の金融当局はtoo-big-to-fail(大きすぎて潰せない)を理由に、リーマンショックでは公的資金(税金)を投入して世界の大銀行を救済しました。

そして現在、二度と税金を投入して救済することのないよう、そして「預金者のお金を高リスク取引に二度と回させない」との理念に基づいて、世界の巨大銀行の金融規制が流れになっています。

米国ではリーマンショック後に「銀行が証券、デリバティブ、商品先物・オプションの短期的な自己勘定取引を行うことは禁止される」金融規制改革法(ドッド・フランク法)、通称ボルカールールが導入され、今年7月より施行されます。

G20では域内の巨大銀行の資本規制が強化され、自己資本規制比率を現行の2倍近い16~20%に引き上げる案が昨年9月のG20で合意されています。

いずれもtoo-big-to-fail(大きすぎて潰せない)を理由に国のお金を救済のために使用しない措置のためです。

こうした世界の金融規制の流れは、市場のパフォーマンスより劣る銀行株の株価にも表われ、昨年来の急落の原油先物価格の遠因にもなっています。

グラフ①は2012年末を100とした日米欧先進国の主要巨大銀行株の株価推移を比較したものです。

巨大銀行

グラフ①を見ると、著名な投資家・ウォーレンバフェット氏が率いる世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイがリーマンショック後に大株主になり、米国で最も健全な勝ち組商業銀行といわれるWFC(ウェルズファーゴ)の株価は、順調に上昇トレンドを描いてきた米国株の代表的株価指数・S&P500種のパフォーマンスを超えて推移しています。

3/13現在、年初来の急騰した日本の三菱UFJFGの株価がWFCの株価のパフォーマンスを超えて、トップに躍り出ています。

株価は企業の成績表であり正直です。

穏やかな堅実な上昇トレンドを描く米国S&P500種のパフォーマンスを超えた勝ち組の銀行は、3行しかありません。

①三菱UFJ②WFC③GSです。

財政問題を抱えたEU通貨圏のメガバンクはストレステストでも財務に問題があり、儲かる投機的なビジネスモデルを縮小せざるを得ません。

最近の株価の上昇が著しいドイツ銀行、仏BNPパリバの株価は、グラフ①でみると過去の株価と比較すると予想以上に低水準の位置に止まっています。

グラフ①の2014年の世界の大型事業向け融資の一覧表を見ると、ベストスリーは日本のメガバンクが独占しています。

金融規制に対応を迫られる欧米の銀行に比較して、余裕のある日本のメガバンクの融資のプレゼンは世界に向けて拡大していることを示しています。

その裏には日本企業の積極的な海外M&Aの展開があります。

三菱UFJFGは世界の金融当局の規制強化の流れの中で自社株買いを決定し、規制の流れを余裕を持ってクリアできることを示唆しています。

このような背景を海外の長期投資家はよく理解し、日本の銀行株の割安に着目して買い始めたのです。

そのことがグラフ①の世界の巨大銀行の株価比較に正直に描かれていると考えます。

グラフ①のトレンドは世界の中で日本のメガバンクの存在感を浮き彫りにします。

日本の銀行が失われた20年の間に確固たる財務基盤を築いて、そのお金が胎動し始めた証左と受け止めています。

まだ三菱UFJFGの株価はPBR1倍にも届かず、PERも10倍程度です。

海外の長期投資家は「日本のメガバンクの株価は長期上昇トレンドの端緒についたばかり」と考えていることでしょう。

日本のメガバンクの株価はこんなものでは終らないでしょう。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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