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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.4.12号 日経平均2万円乗せの一考
先週末ザラ場で、日経平均が2万円を付けました。

外資系証券を初めとして若い30歳代のストラテジストにとって、2万円は未経験の領域です。

失われた20年の経験からすれば、高所恐怖症になり対処に困っていることと思われます。

組織上、ストラテジストが総資金の配分を決めるという分担からマクロトレンドに関心を持つ必要のない現在のファンドマネージャーたちは、ボトムアップで割安な銘柄を買うことに腐心しています。

しかし、2014年末=100とした現在との比較の東証株価指数33業種別&日経平均&TOPIX&PERのグラフ①のようにパフォーマンス・ベストファイブのPER(株価収益率=株価÷純利益)が30倍前後の高PERでずらりと並んでいる状況です。

日経平均株価上昇はPERから見ると割高銘柄が牽引している様子がうかがわれます。

これでは指数売買しか儲からず、個別株運用の個人投資家やアクティブ運用のファンドのパフォーマンスが良くなりません。

業種別33

ヘッジファンドにとって経済の景気動向にはあまり関心がありません。

彼等の基本概念は欧米のルシャトリエの定理(復元力の原則)にあり、「膨らんだものは縮み、縮んだものは膨らむ」という万物の原理原則に則って、マーケットでも買いでも儲けて売りでも儲けます。

裁定取引に係わる現物買い残高&日経平均のグラフ②ようにヘッジファンドは買い仕掛け局面では日経平均採用の上昇する銘柄に集中して裁定取引買い残高を積み上げていきます。

そこには、個別銘柄の割高・割安の発想はなく、日経平均への寄与度の高い銘柄を中心に残高を積み上げます。

自然、日経平均採用の値嵩株が選好されます。

したがってグラフ①のパフォーマンス・ベスト5の業種に、日経平均採用の値嵩株が多いということを意味しています。

最近のヘッジファンドの買い仕掛けによって裁定取引に係わる現物買い残高は4/3、上限の水準3.47兆円まで膨らんでいます。

裁定取引買い残高の株数から鑑みて、先週末には現物買い残高の金額は3.5兆円を超えていると推定されます。

裁定残

多くのストラテジストはこのことをもって、ヘッジファンドの裁定取引巻き戻しの売り仕掛けによる日本株の大幅な調整を懸念していています。

当ブログのチャート・180銘柄デジタルマークセブン(以下DM7という)シェア指数のグラフ③のように、おおむねヘッジファンドの売り仕掛けの時期とDM7シェア指数が70前後の時期と一致しています。

DM7シェア指数の2/27の70や3/20の68の過熱ゾーンをものともせず、日経平均は上昇を続け2万円を付けています。

しかし、先週末現在、DM7シェア指数は54と過熱ゾーン(シェア指数70前後)の水準にはほど遠く、25日騰落レシオや日経平均25日移動平均線乖離率も過熱状況にはありません。

今回は従来のDM7シェア指数と裁定取引に係わる現物買い残高によるヘッジファンドの売りし掛けの関係と違うパターンです。

前回の10/31の日銀展望レポートのQQE2(異次元金融緩和政策第2弾)のサプライズが効いているのでしょう。

銘柄180シェア指数

なんといっても、TOPIXは未だに2007年7月9日のリーマンショック前の高値1792ポイントの約11%も下の水準にあり、日経平均が15年ぶりに2万円を付けたと大騒ぎするような株価水準にはないということになります。

目先の最大のターニングポイントは4/30の日銀展望レポートというイベントにあると考えています。

ヘッジファンドは4/30の日銀展望レポートというイベントに向けて裁定取引買い残高を積み上げている節が見えます。

それまでに4兆円の裁定取引に係わる現物買い残高を積み上げるのではないかと考えられます。

そのときには日経平均は21000円前後、DM7シェア指数が過熱ゾーンの70前後に到達し、25日騰落レシオや日経平均25日移動平均線乖離率も過熱ゾーン到達しているのではないかと想定しています。

4/30の日銀展望レポートでQQE3の追加緩和があれば「材料で尽くし」、なければ「失望売り」という理由で裁定取引解消売りを仕掛けるつもりではないかと考えられます。

特にたちの悪い欧州系ヘッジファンドの手口に注意が必要と考えています。

日経平均2万円乗せはあくまで金字塔38915円へのマイルストーンに過ぎません。

したがって、4/30に株価調整があれば、絶好の投資タイミングになります。

その時にはグラフ①のパフォーマンスの高い業種の下げがきつくなり、パフォーマンスの悪い業種の下げは軽微になるでしょう。

余裕のあるお金も持ちの方は、今からグラフ①のパフォーマンスの高い業種の株を売って、パフォーマンスの低い業種へ入れ替えしておくのが良いと考えます。

4/30以降、市場がどちらに転んだとしても、対処できるポジションになるからです。

お金に余裕のない方は、そのときを投資のタイミングと捉えて、割安銘柄を果敢に買い向かえる現金ポジションを執っておきたいと考えます。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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