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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.5.27号 日本株は「バイ&ホールド(長期投資)」の局面へ
ブラック・ロックなどの海外巨大投信が盛んにPBR(一株辺り純資産倍率)1倍以下の大型株を買っています。

明らかに裁定取引のヘッジファンドの投資と一線を画しています。

PBR1倍以下の大型株を買いあさっているということは

①日本の株価水準がフェアバリュー(適正価格=株式の価値と市場価格とが非常に近いこと)に対して、いまだ極端に割安であること
②それを是正するための膨大な預貯金からの資金移動が起こる素地がアベノミクスによって整ったこと


によって「日本株の持続的上昇相場の必要十分条件が満たされた」と彼等が判断していることを意味します。

フェアバリューは一株当り純資産倍率(解散価値・PBR1倍)を基準の一つに準えられます。

グラフ①の東証1部PBRのグラフを見ると、現在のPBRの位置はデフレ経済下の平均水準にしかありません。

純資産

2015年度の極めて明るい日本の景気見通しから鑑みると、彼等にとって日本株は米国企業の水準(PBR約2.5倍)に比較して割安に見えることでしょう。

しかも、日本の一流どころの大企業が割安な株価水準に放置されているのです。

「2015年度の国内景気見通しが極めて明るい」ことの要因は以下の通りです。

①昨年度に8兆円の購買力を消費者から奪った消費増税というマイナス要因が今年度はなくなる

②原油安で年間26兆円の化石燃料輸入代金が4割価格低下すれば、計算上、10兆円のメリットがもたらされる→企業収益、家計購買力(消費)を大幅に高める。

③物価上昇率(予想1%)を大幅に上回る賃金上昇(予想2.3%)が期待できる→実質賃金の改善期待・消費押上げ要因→購買力が高まり、需要を押し上げ


したがって、2014年の好調な大企業収益だけが先走りしていた感のあった日本経済は、前述の①②③の要因によって、「経済活動全般への好循環」が起こり、2015年度の実質GDP成長率は2%を超えてくる可能性が大なのです。

原油安による物価押し下げで日銀の2%インフレ目標の実現が遠きデフレ経済に逆戻りするとの悲観論があります。

確かに、黒田日銀の「2年程度で2%」という時間軸インフレ目標の達成は、原油安などの特殊要因によって難しくなりました。

しかし、前述の通り「原油安には、景気の押し上げ効果」があり、これが顕現化してくれば、年後半に向けては景気拡大を伴って物価も上昇してきます。

このように、日銀の目標より物価上昇ペースは緩やかなものになっても、その要因の原油安は日本にとって悪いことではなく、確実に「デフレからインフレへの転換」が順調に進み、株価を押し上げる推進力になっていくと考えるのが道理に適っています。

この道理に則って、ブラック・ロックなどの長期投資の海外投資家は、日本の「経済活動全般への好循環」が起こり、「デフレからインフレへの転換」が進み、「大企業の収益水準も改善」され、2014年の一部の高収益優良企業を中心に上昇していた株価も、2015年以降はグラフ①の現在のPBRの「デフレ経済下の水準」の居所を大幅に変えてくるという予測を立てて、低PBRの企業の株を買い漁っているのというのでしょう。

2014年に殆ど動意しなかったPBR1倍以下のメガバンク株が、年初来、連日、大商いのもと大幅上昇したことがその証しです。

一方、日本のビジネスも大きく変貌しているのです。

日本の低価格・大量生産をベースとする従来のビジネスモデルは長いデフレ経済下で、企業は「人・モノ・金の3つの過剰の解消」を迫られて、価格競争から品質・技術に根差した価格支配力をベースにした新たなビジネスモデルに完全にシフトした結果、過去最高の 企業収益が達成可能となったのです。

決して、以前の同じビジネスモデルの繰り返しで過去最高の 企業収益、株高が演じられているわけではないことを知る必要があります。

過去最高の企業収益は自ずとBPS(一株辺り純資産)の増加要因でありPBRの低下要因であり、それがますます株価の割安要因になります。

したがって、グラフ①の2006年のPBR2.5倍になっただけでも日経平均は3万円を超えてしまう計算が成り立ちます。

このように新たなビジネスモデルのもと、インフレ経済への移行は、少子高齢化などの日本企業の成長の限界を取り払い、今後の日本株高トレンドを支えていくと考えます。

そのことが理解できれば、1-2割程度の儲けで売買する(短期売買)よりも「バイ&ホールド(長期投資)」が報われる相場局面(時代)に突入したことが分るはずです。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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