FC2ブログ
株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
10 | 2018/11 | 12
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

15.7.12号 結局、終ってみれば通常の相場
7/8の当ブログの「市場の3大懸念」の中で、日米のVIX指数、および株価を比較して冷静な米国市場に注目しています。

チキンレースのギリシャ債務問題と中国株バブル懸念に対する米国市場の反応を先週の米VIX指数で見ると、危険水域のシグナルライン20(ピークは7/9の19.66)を超えることなく、先週終ってみれば前の週(16.79)と変わらない16.83で終りました。

NYダウ平均も前の週(17730ドル)と変わらない17760ドルで週末を終え、ドル円為替も前の週(122.8円)と変わらない122.74円で週末を迎えました。

米10年国債利回りは前の週2.385%に対し先週末は2.404%で、リスクオンの株から債券への動きよりリスクオフの兆候を示しました

お金の流れを描く米国市場の株価、為替、金利の米国市場の動向は、先々週末と先週末だけを比較すると、ギリシャ債務問題や中国株バブル懸念など何事もなかったような平穏なフラット相場(昨年末を100として指数化した主要各国の株価指数のグラフ①を参照)でした。

株価比較

金融緩和政策の終了した米国株が下放れせずに、もち合いボックス圏相場で推移することが日本株上昇トレンドの必要条件です。

その日本株のVIX指数は先週の一番高い水準の24.62で終わり、空売り比率は38.1%、35.1%、37.9%、35.1%、36.5%と週間を通して高い水準で終始しました。

米国、欧州の週末の終わり方から見ると、今週の日経平均先物の始値は20100円前後の水準のスタートになり、何事もなかったようにここ1ヶ月間と変わらないパターン動きになるのでしょう。

日本株には「高値の6%押しを割れ込むと本格的な日柄調整」という確率の高い経験則(アノマリー)が存在します。

先週の海外発の波乱相場で、日経平均は6/24の高値20868円(ザラ場高値20952円)の6%押しの19615円(同19695円)を大引け値では一度も割り込みませんでした

しかし、米国の市場の落ち着きと比較して、日本株のボラティリティ(変動率)は半端ではありませんでした

海外投機筋と国内投資筋との激しい攻防があったといわれています。

市場では日本株のプットオプション(売る権利)を大量に保有していた欧州系の証券会社が、先週、売り仕掛けして1兆円儲けたと噂されています。

日経平均安値19115円、大引け高値19855円の高安値幅740円のべらぼうなボラティリティの攻防があつた7/9の日経平均前日比+117円の内容は、日経224銘柄(+28円)+日経1銘柄(ファーストリティーリング)(+89円)=日経225(+117円)でした。

日経平均安値19720円、高値19978円の高安値幅258円のボラティリティの攻防があつた7/10の日経平均前日比-75円の内容は、日経224銘柄(+65円)+日経1銘柄(ファーストリティーリング)(-135円)=日経225(-75円)でした。

こんな動きも目立ちました。
7/9 日経平均が117円高「なのに」値下がり銘柄数が1406(値上がり419)もあり、
7/10前場の日経平均が僅か81円高なのに値上がり銘柄数が1292 (値下がり509) もあり、株価指数の様子と個別銘柄の様子とがチグハグでした。

極論すれば日経平均は1銘柄(ファーストリティーリング)と先物で意図的に一方通行に誘導されたということが出来ます。


結局透けて見えてくるのは、欧州系の証券会社のバックにいる日本株を大量空売りしているヘッジファンドの投機筋(先々週まで追い詰められていた)が、チキンレースのギリシャ債務問題、中国当局の株価対策の稚拙さおよび日本のミニSQの千載一遇のタイミングを利用した大胆にして緻密な先物の売り仕掛けに翻弄された日本市場の姿です。

投機筋の売りに対し日銀、年金、個人の国内勢力が買い向うという攻防でしたが、今年4月からの上昇分1833円(3月末比約+9%)をたった1週間で殆どを失うことになった日本市場では一部個人投資家は投げさせられたことでしょう。

この先週の日本株乱高下の攻防の中、結局は引け値では「高値の6%押しを一度も割り込まない」という1週間で終わり、ギリシャ債務危機、中国株バブル危機の波乱相場などどこにもなかったような様相を呈しています。

中国バブル合唱で大騒ぎのマスコミには気の毒ですが、結局、日本株は本格的調整入りといえるほどの下落はしていないという理屈になります。

したがって6%押しを割り込まなければ、上昇トレンドの最中にあるということになり、その道理からいけば早晩、日経平均は高値を更新するという結論になります。

結局、日経平均は2007年高値18300円 < 2000年高値20833円 < 今回高値20952円
TOPIXは今回高値1686.61 < 2000年高値1757.95 < 2007年高値1823.89
と日経平均に比較して一度もTOPIXは2007年、2000年のマイルストーンの高値を更新していません。

日本株にはどこかの国のような高揚感、過熱感がまったく感じられません。

失われた20年のトラウマによって「浮かれない冷静すぎる日本の投資家」がそこに存在します。

中国株に関しての事になると色々と面白おかしく「妄想」が膨らむ人も多いようです。

しかし、これがバブル期の日本のように3年も4年もかけて作り上げたものであれば、バブルが消滅することは 「多方面へ」影響が大きいと思いますが、アッと言う間に作り上げてアッと言う間に消滅してして、グラフ①のように他国並みの水準になっただけのことと考えれば、中国の特殊要因と考えて市場は冷静な判断をしているという事になります。

いつもの通り、日本株は「押したら買いタイミング」の上昇トレンドの中にあり、2012年以降のアベノミクス相場の4回ある調整場面には匹敵しない通常相場の範囲内の10日間であった事になります。

結局、市場のお金の出し手(パトロン)の性格から判断すれば、大型株中心の官製相場です。

出遅れ銘柄や小型株は手詰まりからの幕間繋ぎの銘柄であり、大相場の王道銘柄は調整場面があっても戻りが速く、幕間繋ぎの銘柄は調整場面で一旦下がると次の上昇には時間が掛かり、「行って来い」の元の木阿弥の相場になり、上昇トレンドにはなかなか乗れなくなります。

ここは万一のリスクが生じても戻れる王道銘柄の押し目買い場面と考えています。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
にほんブログ村 株ブログへ
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://stockview.blog94.fc2.com/tb.php/589-f135eb51
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

勝利の女神がやってくる

Author:勝利の女神がやってくる
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。