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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.8.9号  次の節目は21000円
TOPIXの8連騰、NYダウの7日連続安をどう説明するのでしょう。

世界の様々なリスクが喧騒されています。

リスクの度合いが日米株価の連騰落に表れているのでしょう。

しかし、NY市場の25日騰落レシオは93と100の水準を割り、NYダウRSIは23と底値圏の30を割っているにもかかわらず、7日連続安の先週末の米国VIX指数は13.39の低水準に下がって、米市場は深刻ではないことを物語っています。

2014年末株価を100として指数化した日米株価比較のグラフ①を見ると、確かに日本株が高値圏内、米国株が今年の安値圏内に沈んで、冒頭の日米株価の状況の違いが鮮明に描かれています。

これは日米金融政策の違いを反映したものです。

日米株価

7月の海外投資家は現物先物を合わせて約1.7兆円売り越しています。
特に先物だけで海外投資家は約1.3兆円の売り越しです。

一方国内投資家は7月現物で約6100億円の買い越しですが、投資信託が225先物を約5400億円も買い越しています。

投信の225先物買いは、個別銘柄の当たり外れのリスクのない日経レパレッジ投信の売買を通して先物売買が活発であったことからうかがわれます。

東京市場の空売り比率も高水準です。

これら総合すると、海外ヘッジファンドの弱気傾向、国内投資家の逆張り投資が見て取れます。

海外ヘッジファンドはギリシャデフォルト、中国バブル懸念の峠を越えて、尚も新たなリスクに対応して、日本株の先物で7月に1兆円以上売り越したのでしょう。

彼等の「気分は調整ムード」の新たなリスクとは、米FRBの金融引締め懸念から来る「過剰流動性縮小のリスク」です。

レパレッジをかけて勝負する彼等にとって過剰流動性縮小は死活問題です。

3月安値43.46ドル/バレルに迫るこのところの原油価格の下げは、需給の見通しによるものというよりも投機筋の流動性縮小懸念による手仕舞い売りと考えたほうが良いでしょう。

そして、この原油価格の下げは価格競争力の低い一部産油国の財務を直撃し、デフォルトという新たなリスクの懸念を生みます。

① ロシア、ベネズエラの財政破綻懸念、
② ベネズエラに絡むスペインの大手銀行の融資の黒い噂、
③ ギリシャ懸念の再燃とスペインの大手銀行の関係、
④ イランの経済制裁解除(石油輸出解禁)に反対するイスラエルによる中東の地政学リスク、
⑤ 米国の原油輸出解禁法と沖合の原油天然ガス採掘拡大法、
⑥ 米シェールオイル企業の資金源ジャンクボンド市場への波乱、


などなど原油価格の下げがもたらす急激なパラダイムの変化に対応できない世界経済のリスクを並べれば枚挙にいといません。

新たなリスクの元を辿れば米FRBの金融引締め懸念から来る「過剰流動性縮小のリスク」にたどり着きます。

それはまた、「清貧思想のオバマ大統領」への「何をしだすか分らない」というウォール街の不信にも繋がっています。

原油安のピークはきっと40ドル/バレルを割れてからでしょう

これら懸念リスクが頭をもたげてくるのは先進国株価の水準が高い位置にあるからです。

そうした中で、失われた20年に培われた現在の効率的社会を目指す日本は、世界の中で異質です。

異次元金融緩和はその目的インフレの未達成で継続中であり、内在する利益の顕在化を求めるアベノミクスという国策は企業利益増幅し株式市場にとってフォローの風です。

「米金利引き上げはドル高トレンドをドル安トレンドに換える節目になる」といわれてはじめています。

安倍総理も安倍内閣参与の浜田宏一氏もこれ以上の円安を望んでいません。

ソフトバンクは7月末大量の外債を発行し資金調達しました。

円高ピーク時の2012年に円安を見込んで米スプリント社を買収した孫正義社長が今後、円安から円高局面を迎えると読んだ上のファイナンスのように思えます。

これらの状況証拠を鑑みると、2年以上に及ぶ輸出企業優位の相場展開から、国内企業の勝ち組が利益を顕在化させてくる国内企業優位の現在のトレンドが継続して日本株の新高値更新を達成してくる展開が想定されます。

前述の新たな海外リスク要因は、世界の為政者も身構えているだけに俎上に乗れば乗るほど、ガス抜きが進むと考えられます。

むしろ、全く俎上に乗らない突発的リスク(システミックリスク)が恐いのです。

突発的リスクなど誰にも分るはずがなく、それを一所懸命に想定しても詮無いことで、無駄なエネルギーを使うだけです。

原油価格が40ドルを割れて前述のようなリスクが叫ばれ、日本株に空売りが入れば、そこは「原油安が好材料の日本株」の買いタイミングになるでしょう。

6954ファナックの株も落ち着いてきたことから、9984ソフトバンクの1200億円の自社株買いなどを踏まえると、中味は別として日経平均の次のステップは21000円でしょう。

そこを抜くと次は22500円の目標が見えてきます

不安の代償こそが儲けです。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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