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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.8.26号 1年に1度あるかないかのメガ・クラッシュ(急落)、 投売りの時ではない
8/25の日経平均の大引け値はほぼ安値の733円安でした。

「海外発のクラッシュなので、底入れサインは米国市場で確認」というのが定石です。

したがって、8/25前場の安値から1000円に及ぶ日経平均の戻りは底入れサインとは信用されず、上海総合指数の下げと共に日本株は引けにかけて値を消したのでしょう。

そのNYダウは現地時間8/25、中国の金融緩和発動に対してザラ場中+400ドル以上高い場面がありましたが、大引け-204ドル安になり、底入れサインを出しませんでした。

米国発の底入れサインが出ないと、底入れの確認がなかなか出来ません。

8/24、8/25連日の日経平均の大幅な急落によって、今回の下げは25日移動平均乖離率がマイナス12.24%の大幅なものになり、通常のクラッシュではなく1年に1度あるかないかの特別なメガ・クラッシュ(急落)局面と考えて対応せざるを得ません。

アベノミクス登場(2012/12/3)以降の日経平均と25日移動平均乖離率のグラフ①を見ると、メガ・クラッシュ局面は2013/5/22~6/13(17日間)と2014年1/4~2/4(26日間)、そして今回2015/6/24~8/25(46日間)の3回であることがわかります。

そのクラッシュは直近の高値から14%~20%に及ぶ下げに見舞われています。

乖離率

もちろん今回8/25で底を打ったという確認は未だ出来ません。

しかし、25日移動平均マイナス乖離率や連日(3空に近い)の大幅な下げ幅から8/25が一番底(引け値ベース)になる可能性が高いと考えています。

前号の当ブログ15.8.23号で先週末までの調整率と類似した2014/10/11の日経新聞の市況コメントを紹介いたしました。

下掲載のコメントは、8/24の日経平均の下げ幅895円に次ぐ610円の下げ幅であった2014/2/4の某投信の市況コメントです(アベノミクス後の1日の下げ幅の1番は2013/5/23 の1143円)。

「株式市場は、米国株式市場が大幅に下落したこと、為替が昨年 11 月下旬以来となる 1 ドル=100 円台の円高まで振れたことなどが嫌気され、後場になるとリスク回避の売りが加速し、下げ幅が拡大し、日経平均株価、東証株価指数ともに本日の安値引けとなり、下落率は昨年 6 月 13 日以来の大きさとなりました。
新興国経済や通貨に対する懸念がくすぶる中、米国景気に対する警戒感が高まっており、当面リスク回避の動きが続くと思われます。また、昨年一年間で日本株を約 15 兆円も買い越した外国人投資家が年初から売り越しに転じており、需給面での変調も懸念されます。企業業績に対しても 4 月からの消費増税による影響を懸念する向きもあります。しかし、米国景気の底堅さが確認され先行き不透明感が後退すれば、企業の業績改善期待が再び高まり、株式市場は堅調に推移すると考えています。」

当ブログ前号の2014/10/11付け市況コメントと同様に、上掲載のコメントも日付を変更し、「中国株式の急落による影響」を加えれば、日経平均が895円下げた8/24の市況コメントに置き換えても立派に通用する代物です。

つまり不思議な事に、メガ・クラッシュ発生の原因は1年以上たっても同じ理由によるもので発生しているのです。

すなわちメガ・クラッシュは投機筋に仕組まれたクラッシュであって、理由はそれらしきものであれば良く、売り仕掛けの絶妙なタイミングが大切であることになります。

アリゴリズムなどコンピューター売買の弊害(自動的ロスカットなど)を知り尽くした投機筋の11月決算を睨んだ売り仕掛けのタイミングがいろいろな要件が重なって、どつぼに嵌ったというのが真相でしょう。

それはいずれ年末に日経平均新高値挑戦で証明されるものと思われます。

昨晩に中国当局から金融緩和と預金準備率の引下げの政策が発表されました。

しかし疑心暗鬼の市場では、今日の上海総合指数の始まりの反応も鈍く、日本株も安値圏を横這っている有様です。

習近平氏の9月の米国訪問を控えて、米国との政治的駆け引き(元のIMF特別引き出し権の米承認)の思惑を伴った中国元切り下げが思いもかけぬ副作用「元切り下げはさらに10%以上の大幅なものになるのではないかという疑心暗鬼」を生んだのです。

しかし何度も申し上げているように、中国当局にはそうした副作用を払拭する幾つもの政策の選択肢を持っています。

市場が政策発動に拒否反応であっても、中国当局は何度でも大胆に政策を発動することが出来ます。

小出し後出しにすることはないでしょう。

下の表のように、意外にも日経平均が-895円も下げた8/24の空売り比率が36.1%に低下しています。

   空売り比率 新安値数 10日騰落R 売買代金 日経平均下げ幅
8/20  39.1%   78銘柄  74P   2.5兆円  -189円
8/21  38.7    215    60P    3.1    -597
8/24  36.1    544    43P    4.1    -895
8/25  36.2    852    35P    4.9    -733


新安値銘柄数が増加する過程で空売り比率が低下しているということは良い方向に需給関係が改善されていると読むことが出来ます。

10日騰落レシオは8/24に43ポイント、8/25に35ポイントと陰極を示唆しています。

新安値銘柄数と売買代金の推移は先週の信用取引残高が1842億円も増加したことを鑑みると、8/24,8/25の下げがセーリングクライマックス(投げ売りが入った)だったことを示唆しています。

今回のメガ・クラッシュの日経VI(恐怖指数)は、下記のように日経平均が約20%下げた2013年にほとんど並びました。
2013/5/23  高値48.35  終値43.74
2013/6/13  高値47.41  終値46.19
2015/8/25  高値47.01  終値47.01


いろいろな指標から読めることは「一番底近し」です。

グラフ①を見ると、メガ・クラッシュ後、2番底をつけて先の高値奪回に向けて上昇し始めるには3ヶ月以上の調整期間を要しています。

この期間は中国景気の極端な悲観が影を潜め、米国景気の堅調が再確認され、原油安のメリットの日本の企業業績の押し上げが言われ始めるために必要な準備期間でもあります。

このことは投機筋の売り仕掛けの投機的下げが終わった後は、次の上昇相場の準備のため新たな買い仕掛けの玉を積み上げていく時期に入ることを示唆しています。

したがって、上昇・下降を繰り返しながら2番底を形成するここ3ヶ月間は銘柄の入れ替えや、新たな銘柄の押し目買い場面を何度も提供してくれるはずです。

まだコツンと底入れした音が聞かれませんが、市場は上海市場離れをして、今週の底入れを示唆しているものと考えています。

いずれにしてもここからの投げ売りは賢明ではないと考えます。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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