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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.8.30号 一番底
先々週の海外投資家は現物・先物合計1.2兆円売り越し、国内投資家は現物・先物約1兆円買い越した(個人現物は6週ぶりに約2千億円買い越し)相場の地合いを受けて、先週は海外投資家が大量に売り越し、個人投資家が現物を大量に買い越していることが想定されます。

米国NYダウ、日経平均、独DAXの3市場とも先週は、ローソク足の長いひげの先の安値を付けて「底入れ」を示唆しています。

年初の毎年恒例のブラックロック副会長のバイロン・ウィーン氏「ビックリ10大予想」での「年央にNYダウの昨年末比2000ドル安」のまさかと思われた予想が8/25の昨年比2156ドル安で的中しました。

バイロン・ウィーン氏はまた2000ドル安達成後は驚くほど強い相場を予想しています。

確かに、米国景気の景気堅調さから米国が割安水準になったのは確かでしょう。

先週のザラ場底値からのザラ場高値までの戻し率は日米独それぞれ+8.3%、+8.5%、+11.2%にも及び、中国元切り下げによる景気崩壊懸念の波乱の凄まじさを感じます。

日経平均週足と円ドル為替のグラフ①を見ると、先週の日経平均のローソク足のチャートは確かに約1300円に及ぶ長い髭の先の安値(日米独の中で一番長い率の髭)を付けた陽線で終わり、「底入れ」を確認できます。

日経

目先、日経平均は長い陰線を付けた先々週の8/21の19435円の窓を埋めに行くのでしょう。

この「窓埋め」の節のほかに日経平均の戻りの節は、下げ幅(ザラ場の高安)の2分の1戻りの19330円、黄金分割61.8%戻りの19711円、下げ幅の3分の2戻りの19869円、25日移動平均の20000円、約3ヶ月回りの13週移動平均の20282円と、突破しなければならない多くの節が19000円~20000円前後に存在し、上値の重さを感じます。

グラフ①の円ドルとカッコ内の円先物・ネット残高の数字(毎週火曜日の残高を週末に発表するので円ドル相場も毎週火曜日の価格に合わせた)の関係を追っかけてみると、懸念材料よりもあらかじめ積み上げられた需給で仕組まれた相場か懸念材料のサプライズの相場か判定されます。

そして明らかに日本市場で一部ヘッジファンドが今回の下げ相場でも大儲けしているだろうと想像できます。

一方で日本では株主還元に保守的な姿勢のファナックに風穴を開けたことで物を言う株主として有名なアクティビストのダン・ロープ氏率いるヘッジファンド・サードポイントは今年の儲けを全て吐き出したといいます。

グラフ①を見ると、昨年末のマイナス10万枚以上の残高から減り続け、7月のギリシャ財務・中国景気懸念(ギリチュウ懸念)が市場を直撃する前の4/28火曜日に僅かマイナス5493枚に激減していた円先物・ネット売り残高(円ドル為替のカッコ内の数字)は、6/9火曜日のマイナス11万6206枚に積み上がる2週間前から何故か急増しています。

理由は米国景気の堅調によるドル高・円安論と日本の景気の強さの日本株優位論から海外勢が「円売り・日本株買いの裁定取引」を盛んに行った結果です。

プログラム売買に伴う裁定買い残高が3.6兆円に積み上がったことからも、裁定取引が盛んにおこなわれ、円先物・ネット売り残高が増加したことがうかがわれます。

しかし、あまりにも都合の良いタイミングでギリチュウ懸念が俄かにクローズアップされたこと、日経VI指数、米S&P500VIX指数の恐怖指数があまり上昇しなかった(サプライズではなかった)ことにより、まるでギリシャ危機を煽る売り仕掛けの準備をしていたかのようにも見えます。

その後の事前に予想できた?ギリチュウ懸念の発生で、円先物・ネット売り残高はマイナス5万枚割れまで減少し、7/9の19115円の髭の先の安値をつける原動力になった「円売り・日本株買いの裁定取引」の巻き戻し(アンワインド)に見舞われています。

グラフ①を見ると、日経平均は7/9の19115円の1番底(終り値ベースでは高値から6%押しの19616円を一度も割れなかった)、7/28の20070円の2番底を形成し6/24の20952円のザラ場高値を更新すべく8/11には円先物・ネット売り残高はマイナス11万枚を超えて急増しました。

21000円超えは指呼の間に思えました

しかし、8/11の10時に中国当局は中国元切り下げを発表し、時間が経過すると共に次第に中国元切り下げの更なる拡大を懸念して、高値から6%押しの19616円を一気に割れて「中国元切り下げショック」のメガ・クラッシュに発展しました。

7月のギリチュウ懸念では見られなかった日経VI指数、米S&P500VIX指数の恐怖指数が2011年の高い水準まで急上昇したこと、プログラム売買に伴う裁定買い残高の水準が3兆円を超えていなかったことから、今回は売り仕掛けを準備していたとは考えられません。

今回は海外投資家のアルゴリズムなどのコンピュ-ターによる売買の多くのファンドがコンピューターの自動的なロスカットを余儀なくされたサプライズ相場であったと考えます

8/11火曜日の円先物・ネット売り残高マイナス11万枚を超えが8/25火曜日のマイナス4万枚割れまでたった2週間で激減しました。

「裁定取引の巻き戻し」だけではこれだけの減少は考えられず、円ドル為替の投機筋の「円安トレンドから円高トレンドに転換」というサプライズに脅えた結果でしょう。

しかし、一部ヘッジファンドは裁定取引の巻き戻しで思わぬ大儲けをしたことでしょう。

「中国元切り下げショック」のメガ・クラッシュは7月のクラッシュの1番底、2番底を帳消しにし、仕切り直しの相場展開になりました。

「中国元切り下げショック」のメガ・クラッシュの1番底は先週の8/26のザラ場の日経平均17714円になります。

日経平均の今年高値から6%押し水準の大幅割れとなった「中国元切り下げショック」後のサプライズ相場は、7月のギリチュウ懸念の相場のように一気に高値奪回を目指す動きとは行かないでしょう。

8月のメガ・クラッシュの後の不安定な状況を利用して、9/16-17の米FOMCまで、尚も今回大儲けした投機筋のヘッジファンドが売り買いの仕掛けのため、暗躍するだろうと容易に想像できます。

この機会を利用して、大儲けした彼等は次は天井を探る戻り相場を仕掛けると共に9月中旬の米FOMCの政策金利変更の有無に絡めて「2番底」を狙う(1番底より高いと予想)という、売りでも買いでも儲ける彼等の投資姿勢が定石と考えます。

9月前半に今回買いそびれた投資家には何度でも買い場を提供してくれる、と考えています。

今回の原油安は単純に考えても、円安が日本の企業収益を拡大したと同等の日本株の好材料です。

原油安は交易条件(輸出物価÷輸入物価)を引き上げ、それはとりもなおさず円安と共に企業収益増加の先行指標になると考えられます。

年後半の日本企業収益の増加は世界のお金を再び日本市場に呼び込む機会を提供するでしょう。

原油安は日本にとって好材料であって、ロシアやブラジル、中東諸国には悪材料です。

産油国から原油消費国に富の移転が起こるからです。

だから年後半には世界の株式市場の中で日本株優位展開のトレンドが形成され、日本株を買わざるを得ない状況の出現が想定されます。

そもそも日本株に注目しているからこそ投機筋のヘッジファンドは売りでも買いでも儲けることの出来る日本市場を大切に思っているのです。

高値を取るのも安値を叩くのも海外投資家であることを知っておくべきです。

失われた20年の間に、日本の輸出が相手に必要なものを中心とした輸出に構造変化していることを知れば、中国の景気減速の影響は軽微なものになるはずと想定されます。

中国元切り下げは中国景気てこ入れ策です。

日本への悪影響は軽微と考えます。

そうした未だ先行きが不透明な事柄に関しては案外、玄人(専門家)考えより素人考え(感性)の発想のほうが正鵠を得ているものです。

世界にはブラックスワン(懸念材料)がたくさん存在しています。

時々により時節を得てブラックスワンが顕在化します。

だからこそ弱気強気が混在する相場は成り立ち、不安の代償が儲けになるのです。

したがってマクロを見通す前に、事前に世界中のブラックスワンの存在を知っておくことが重要です。

当ブログでもまとめてみたいと考えています。

デジタルマークセブン(DM7)では多くの優良株に0~1段階のの買いシグナルが点滅しています。

9月下旬まで最近特に売られた世界シェアが高く、ROEの高い企業の株の押し目買いが注目です。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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