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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.9.6号 株価は不安の壁を上るもの-今週月曜日の寄付きが買いと考える
今年前半一番パフォーマンスのよかった日本株が一部の投機筋の売り仕掛けに狙われたと思われるような下げを演じています。

先週、行って来いとなった日本株の日経平均とTOPIXの下落率は世界の主要株価の騰落率の中でワースト1位(-7%)、2位(-6.8%)を占めています。



アベノミクス後の東証から発表される信用取引残高を調べると「売り残高が増加すると買い残高が減少する、売り残高が減少すると買い残高が増加する」という個人投資家の逆張り投資の真骨頂の姿を描いています。

アベノミクス後、「売り残高、買い残高の両方が減少する」する例外の週は下記の3週しかありません。

①2013年6月1週  売り残-775億円  買い残-2397億円 6/13日経安値12415円
②2014年2月1週  売り残-561億円  買い残-3086億円 2/05日経安値13995円
③2015年8月4週  売り残-872億円  買い残-2821億円 8/26日経安値17714円


「売り残高、買い残高の両方が減少する」する例外の上記の週が15.8.26号「1年に1度あるかないかのメガ・クラッシュ(急落)、 投売りの時ではない」の3回のメガ・クラッシュの週に該当しています。

そして、3回のメガ・クラッシュとも信用取引の投売りをせざるを得ないほどの急落であったことを示しています。

そして、1回目、2回目の週に日経平均は一番底(一番右の数字)をつけています。

日経平均週足のグラフ①を見るとアベノミクス後3回目のメガ・クラッシュは今年の8月第4週の日経平均安値は8/26に17714円を付けています。

日経平均週足

同時に恐怖指数といわれる日経VI(ボラティリティインデックス)は8/26に48.9%を付け、8/24、8/25、8/26の売買代金は4.1兆円、4.9兆円、3.8兆円のセーリングクライマックスに相応しい大商いをして1番底の条件を兼ね備えています。

しかしグラフ①のように、先週末9/4の日経平均はザラ場に17608円の安値を付け、引け値でも17792円の安値で終っています。

9/4の日経VIは39.19とまだまだ異常に高い水準であっても8/26より低い水準の上に、売買代金は2.6兆円と通常の水準でしかありません。

したがって、主力株の株価の安値や東証株価指数(TOPIX)の8/25の安値1410.94を9/4に割れていないことなど内容を精査すると、2013年のこれまでの日経VIピーク48.3を上回った8/26の安値17714円が目先の実質的な底値である可能性が大きいと思われます。

下掲載の一覧表を見ると投機筋による日本株の売り仕掛けが鮮明になります。

8/11まで「円売り・日本株買い」で積み上げてきた円先物ネットうり残高と裁定取引現物残高を使って一気に「円買い・日本株売り」を仕掛けてきた過程が見て取れます。

表裁定
裁定取引残高は8月第4週で2013年3月1日以来の低水準まで減少しています。

このように、「円買い」の為の先物のネット売り残高も「日本株売り」のための裁定取引現物残高も投機筋がこれ以上売るものがないカラカラの状態にあることが想像できます。

日米欧の株価の戻りの位置を比較した下の一覧を見ると、日本株の戻りの率が低く、欧米株価と比較して殆ど安値圏に放置されています

米国ダウ   安値15370 → 戻り高値16669 → 9/4終値16102(56%の位置)
ドイツ    安値9338 → 戻り高値10382 → 9/4終値10038(67%の位置)
日本(先物)  安値17160 → 戻り高値19200 → 9/4晩CME終値17635(23%の位置)

特にいろいろな諸条件から、投機筋に日本株の売り叩きが狙われたことが分ります。

市場の噂では「海外人投資家のアベノミクス買いの株の40%は売った。」といわれており、一応目先の売りたい玉は売りつくしたものと思われます。

日経平均のアナリストコンセンサスの一株当り今期予想利益は1348円あり、9/4の日経平均引け値ではPER13倍の割安水準です。

さらに、まだ全く収益寄与に考慮されていない最近の原油安が年後半の企業収益の増益を支えてくれるはずです。

海外投資家、特にヘッジファンドが不安視していた安保法案、安倍首相の健康問題、安倍内閣支持率低下は最近の世論調査で支持率が46%(+8%)に上昇し、支持率上昇が安保法案のヤマを超える原動力になり、週刊誌の記事となった健康問題もクリアして市場(ヘッジファンド等海外投資家)の政権維持不安説も遠のきつつあります

次は経済重視モードとなり補正予算の出番というのが順番です。

これから11月予定の郵政グループの上場が控えています。

これに先立って三つの共済組合の10/1からの日本株買い比率アップで2兆円、ゆうちょ銀行の運用資産の日本株比率上昇で6~8兆円の買い余力が控えています。

財務省の統計では先々週、日本は約1.5兆円の対外投資をしており、当局の意向は円高に対応して円安維持を狙っているようです。

そして、なんといっても黒田日銀バズーカ3(QQE3)の可能性が控えています。

先のカラカラの需給、PER13倍という過去10年間の割安水準にある株価、なのに下の数字のように、9月入りして連日、空売りが売買高の40%以上に及んでいます

空売り比率
9/1  41%
9/2  40.6%
9/3  41%
9/4  41.6%


しかし売買代金は通常水準の需給を鑑みると、「株価は不安の壁を上るもの-今週月曜日の寄り付きが買い」と考えています。

当面のターゲットはグラフ①の8/21の窓埋め日経平均19435円と考えています。

メガ・クラッシュ後は3ヶ月間くらいの乱高下を繰り返す覚悟が必要です。

不安の壁をよじ登らねば株価は上昇しません。

(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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