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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.10.25号 今週の最大イベント・10/30日銀金融政策決定会合
先週22日ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は12月の欧州QE2(量的金融緩和策第2弾)の可能性を強く示唆しました。

原油価格の下落と乱脈経営により社債(550億ドル)の格付け引下げられ、ジャンクボンド入りしたブラジル石油公社のペトロブラスにはスペイン大手銀行の大口融資が行われており、ギリシャ国債のCDSを大量に保有しているドイツ銀行は無配転落、行員の25%リストラを発表しています。

故に表向きは景気配慮、デフレ阻止ですが、それにかこつけたECBの金融支援でしょう、。

先週末には中国が貸出基準金利を0.25%引下げ、金利の自由化を打ち出しました。

中国の政策当局は金利と財政という多種多様な選択肢手が内にあることの片鱗を見せつけました。

中国リスクの記事もめっきり減って、当ブログが述べてきたように、恒例の中国バブル崩壊懸念の年中行事も終わった感が強くなっています。

22,23の両日は世界の株価は大幅に上昇しました。

今週の最大のイベントは10/30の日銀金融政策決定会合です。

俄然、日銀黒田総裁のフォワードルッキング(先行きを見通して果敢に判断する政策)が注目されます。

以下の理由により70%の確率で10/30の日銀金融政策決定会合でQQE3(異次元金融緩和策第3弾)を発動する予想されます。

① かなり明確な「景気下振れサイン」
景気一致指標である10/15発表の8月の鉱工業生産指数確報値は2カ月連続の減産のマイナス1.2%へ速報値0.5%から下方修正→四半期の鉱工業生産指数は4-6月期に続いて7-9月期も2四半期連続の減産の可能性大。
11/16発表予定の7-9月期の実質GDP成長率が4-6月期に続き2四半期連続のマイナス(2四半期連続マイナスは景気リセッションのシグナル)の可能性。

② 10/7の日銀総裁記者会見で、デフレ克服について「道半ば」の発言
ドル円相場が現状の120円前後で推移した場合、円安の前年比効果が剥落しデフレに逆戻りする可能性。

③ 「世の中の期待に働きかけてデフレマインドを融解させる」政策手法の剥落
ここでフォワード・ルッキング(先行きを見て判断する政策手法)をやめれば、物価の安定回復の経路として期待する「世の中の期待に働きかけてデフレマインドを融解させる」という「ピーターパン効果」(ピーターパン物語になぞらえて政策運営に際して大切なことは前向きな姿勢と確信-黒田発言)が急速に萎える可能性。

したがって、QQE3が「ある、ない」にかかわらず、どちらにしても今週の株式市場のサプライズ・イベントは10/30の日銀金融政策決定会合ということになります。

ここは黒田日銀総裁のまわりに惑わされない「男気(先行きを見通した決断力)」に期待するところです。

日経 VI(ボラティリティ・インデックス)&日経平均のグラフ①を見ると、ここ一月近く何度も挑戦しては抜けなかった9/17日経平均1万8468円(グラフの点線のライン)のザラ場高値の時の日経平均レバレッジ・インデックス連動型ETFの需給の壁(残高約8000億円)を、先週21日に突破したことは強気相場転換の重要なシグナルです。

日経VI

この壁を突破したということは、買い方の回転が効いてきて、相場的には上昇ペースが速くなるということを意味します。

更に株価に先行して出来高に表われる指標として有名なOBV(オン・バランス・ボリューム)ではなかなか抜けなかった8/28(日経平均は8/25の安値17806円から3日間で19136円まで急騰した位置)の高値水準を先週抜いて、先行きの株価が高いことを示唆しています。

一方、シカゴの円ドル先物ネット売り残高がマイナス3639枚(10/20現在)と2012年10/26のネット残高がマイナスに転じた201/10/26以来のほぼゼロの最低水準に減少し、海外投機筋の「円売り・日本買い」の裁定取引もカラカラのほぼゼロ水準に到達したことを示しています。

ここからは彼等は積み増しの時期に転じるのでしょう。

当面の相場は、グラフ①8/11の中国元切り下げをきっかけとした日経平均急落途上の8/21の窓埋め19435円、そしてその上の8/20の窓埋め20033円を目指す展開になるのでしょう。

しかし気になるシグナルがあります。

先週の日米独の週間騰落と先々週と先週の恐怖指数VI(ボラティリティ・インデックス)の動きを比較するとは以下の通りです。

           週間騰落     恐怖指数VI(先々週末→先週末)
米国NYダウ     +2.5%       15.05  →  14.46
独逸DAX       +6.83       22.74  →  19.8
日経平均       +2.92%       26.79  →  26.66


中国との貿易取引の比率が大きい大陸欧州は「ECBのQE2」と「中国政策金利引下げ」のダブル・サプライズでDAX指数が週間6.83%も上昇しています。

日米欧の比較一覧で「おや?」と思えることは先週のVIが米国、欧州とも平常水準の10台に突入して落ち着いてきているのに、グラフ①のように日経VIは先々週水準とあまり変わらない26.66ポイントの高い水準でもたついていることです。

しかも、日経平均が約400円高した先週末でも日経VIは前日の26.2から.26.66ポイントに上昇しています。

ご存知のようにVIは日経平均のオプション取引の値動きを元に算出・公表している指数で、このVIは将来の投資家心理を示す数値として利用されており、通称「恐怖指数」と呼ばれています。

この指数が高いほど先行きの不安心理が高いことを示しています。

日経VIが高い理由は日経平均のオプション取引でプット(日経平均を売る権利)を買う建て玉が多いからでしょう。

一時的なミスマッチであって今週10ポイント台に日経VIが突入してくれれば問題はありません。

しかし、このまま日経VIの高い水準を維持するとなると、何かを示唆していると考えざるを得ません。

考えられる理由としては10/30の日銀の「QQE3なし」の方にかけている一部海外投機筋の存在です。

10/30に一儲けしようと、「日本株売り仕掛け」を狙って準備しているという噂も耳にします。

実は国内投資家の中には「過小評価の円」と見る「ドル高を懸念」する「米国」への配慮から黒田日銀総裁は追加緩和できないと見る向きが根強く存在するといわれています。

この7月~9月の下げ相場で儲けた一部の余裕のある、アルゴリズムのコンピューターで自動売買する海外投機筋が「日銀のQQEなし」の想定シナリオ(多分、外資系の「アベノミクスさようなら」の日本人スタッフグループか?)で「売り仕掛け」をする可能性が、目先の気になる唯一の懸念です。

いづれにしても、今年買った分をほとんど売って手持ちの日本株がほとんどない海外投機筋は、とりあえず今週、8/21日経平均の窓埋め19435円まで日本株買いを積み上げてくるでしょう。

それはまた、海外投機筋にとって次の下げで儲ける種玉でもあります。

彼らの狙いは「膨らませて儲け、縮ませて儲ける」(売りでも買いでも儲ける)欧米伝統のルシャトリエの定理に従うことです。

われわれ長期の個人投資家には、彼等に振り回されるのではなく、上前をはねる位のしぶとさが必要です。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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