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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.10.28号 静かに安値を更新する天然ガス価格
シェール革命=シェールオイルの話題に事欠かない日々ですが、シェール革命はもともと非在来型シェールガスの掘削の技術革新の代名詞として2008年以降に登場した言葉です。

シェール石油の絡みによる原油価格急落は、裏側での政治的駆け引きの話題もあり、マスコミが取り扱い易い分野です。

世界の石油の輸入金額では日本は米国、中国についで3番目で、金額は約20兆円(2013年170.12十億ドル×円ドル120円換算)です。

40%の原油価格の下げは2014年の消費増税分8兆円に相当する金額が浮く事になり、故に日本の消費税分の特別減税に相当するメリットがあるといわれる所以です。

天然ガスでは日本が世界で一番の輸入国です。

2013年の輸入額は円ドル120円換算で約8.6兆円です。

多くは発電用として使用されています。

天然ガスと原油価格のグラフ①をみると、その天然ガスの価格が9月末から17%も下落し、静かに安値を更新し、ディスインフレ時代の価格水準まで到達しています。

10/27の米国での先物取引市場ではザラ場中には、2012年4月以来の2ドル/100万BTU(英国熱量単位)割れまで売られ、終わり値は2.09ドル/100万BTUでした。

先週の天然ガスの取引量は過去最大の水準になったと報道されています。

天然ガス価格

2008年のシェール革命の始まり以降、天然ガスで先行して価格破壊が起き、その後、シェール業者が価格の下がらないシェール原油掘削に注力した行程(理由)がグラフ①の価格面によく描かれています。

グラフ①で動きを見ると、2008年以前の天然ガスと原油価格はほぼ連動しています。

昨年来の原油価格の急落は、本来、「競争相手のエネルギー資源である天然ガス価格の急落に連動するはずの下げに見舞わただけ」ということも出来ます。

天然ガス、原油とも2008年6月の高値から6分の1前後の価格までの下げでほぼ並びました。

熱量換算すれば原油価格は天然ガス価格の約6~8倍でよいという試算もあり、ゴールドマンサックスの原油価格20ドル/バレル台の時代が来るというレポートも根拠がないわけではありません。

新聞紙上では産油国の運用資金減少の記事を大々的に報道されています。

しかし、本来なら原油輸入国のメリットが大々的に報道されてしかるべきでしょう。

原油価格や天然ガスなど資源価格の上下は資源国と消費国との間の「富(お金)の移転」に過ぎません。

産油国のお金が減少すれば、消費国の消費者のエネルギー消費以外に使えるお金が増える事になります。

その分、エネルギー輸入国の消費者は他の消費に回せるお金が増え、そして消費が活発になるという事になります。

日本の天然ガス輸入価格は原油価格連動方式によって決められています。

したがってグラフ①のような原油価格の急落は、日本の天然ガス輸入価格低下に大きく貢献します。

2008年からのシェールガス革命の恩恵を殆ど受けなかった日本が、原油価格の急落と共に受ける天然ガス価格急落の僥倖は減税以上の効果があるはずです。

しかも、現在、そのメリットは殆ど計算外になっています。

来年には日本株の好材料として顕在化してくると予想されます。

そしてこれからは、原油価格の平均価格は当分下げ続けるトレンドにあり、それに天然ガス価格の急落が加わってきます

ここに来ての天然ガス価格の急落は、2017年から始まる米国からの日本の天然ガス輸入価格に大きなメリットが生じます。

米国シェールガス価格は現地価格+液化コスト+輸送コストで決まると思われるからです。

効率的社会を目指すアベノミクスは、数々の僥倖を受けながら、企業のROE(株主資本利益率)の世界標準化(8%→16%の倍化)を効率的社会の中心目標にしており、ROEの世界標準化はEPS(企業利益)を30%増加させるといわれています。

「数十年来の強気相場が来る」と日本の金字塔38915円を標的にする海外の独立系の投資アドバイザーのパメラ・ローズノー氏(10/13WSJ誌)の根拠もこの辺のところにあるようです。

米国の天然ガス価格急落にダイレクトにメリットを受ける米子会社シマンテック(塩ビ)を保有する親会社・信越化学が注目です。


(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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