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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.11.22号 日本株は海外投機筋の手の内にある
「ヘッジファンドは売るために買い、買うために売る」といわれています。

11/18現在の裁定取引に係わる現物買い残高の株数は20.64億万株になっています。

この株数から過去に遡って検索すると6/5の20.61億株に匹敵します。

当時の数字と現在を比較すると表1の通りになります。

裁定取引

相場の動きから先週末11/20の裁定取引に係わる現物買い残高の株数は更に増加していると想定され、裁定買い残高の金額ベースでは約3.2兆円の水準に達していると考えられます。

それに対応するシカゴの円先物ネット売り残高もマイナス78611枚に急増しています。

したがって、「円売り・日本株買い」の裁定取引で日本株はほぼ今年の急落前の5、6月の水準に急速に戻した事になり、冒頭の「ヘッジファンドは売るために買い、買うために売る」、言い換えれば「売りでも買いでも儲ける」の言葉が脳裏を過ぎります。

25日騰落レシオ127は天井圏を示し、RSI14日68は天井圏の70前後です。

0から6の7段階の評価のデジタルマークセブンでは日経平均、TOPIXの先物価格は過熱を示す6段階に到達、日経平均、TOPIXの現物は過熱シグナルの一つ下の5段階です。

デジタルマークセブン基本180銘柄の全体のシェア指数は天井圏を示す70ポイントに迫る65ポイントといった具合です。

したがって、日本株の今後の趨勢は良くも悪くも、海外ヘッジファンド等の投機筋の手の内にあると言っても過言ではありません。

決算期(11月)を過ぎて、新しい期に入ってとりあえず売りで儲けを取る彼等の作戦が見え隠れします。

もちろん「円売り・日本株買い」の裁定取引の巻き戻し「円買い・日本株売り」になったとしてもその後、株価は再び上昇、「円売り・日本株買い」のいつものペースに戻るでしょう。

そして10月第一週から累計約1.37兆円売り続ける「逆張り投資家」の個人投資家現金は、潤沢な手元資金を用意して相場の急落場面に備えて口を開けて待っているという構図です。

それを見越してか、先週末には8月から休んでいたインバウンド(海外からの観光消費関連)銘柄の相場が一斉に上昇し、主力銘柄が一服しています。

グラフ①の中国人海外旅行者数と観光消費額を見ると、実に市場は正鵠を得た行動を執っているように思われます。

中国人

中国経済の構造改革のサービス化が着々と進んでいることが確認されている中、グラフ①の中国の海外旅行者数は未だ全体の約3%に過ぎず、インバウンド消費の拡大が続くことを明確に示唆しているからです。

規模別日本株指数と円ドル為替のデジタルマークセブン(DM7)のグラフ②を見ると、日経平均の2万円大台や米金利高を織込んだ円安の適正水準を視野に入れながら、一部の個人投資家は出遅れの東証マザーズ(DM7・2段階)、JQ-TOP20(DM7・3段階)などの新興市場の物色に向かう可能性を示唆しています。

規模別DM7

海外投機筋は裁定取引買い残高の金額が3兆円に乗せた?ばかりでは、すぐに売り仕掛けはしないと考えます。

各指標のDM7が過熱のシグナル6段階でずらりと並ぶ時期に、彼等は米FRBの金融引締め政策の程度や米景気の状況を見ながらタイミングを計らって日本株の売りを仕掛けてくるのでしょう。

その他、日本のGDPの2四半期連続のマイナス成長、ギリシャ、ドイツ銀行のデフォルト問題の再燃、原油価格の下落による米シェール石油掘削業者、ベネズエラ、ブラジルの石油公社の破綻懸念など、いざとなったら売り仕掛けの切り口(理由)には事欠きません。

当面は海外投資家の裁定取引とあまり関係のない出遅れ銘柄や材料仕手株の押し目買い吹き値売りの局地戦でしょう。

このまま株式市場が上昇すれば手持ち株の利食い売り、海外筋の仕掛け売りによる大きな押し目があれば、コア銘柄の買いチャンスです。

もちろん、金字塔の日経平均38915円を目指す長期投資に徹するのであれば、何も行動を起こす必要はありません。

いずれにしても、需給面から「現在のところ、日本株の趨勢は唯一アベノミクスを積極的に支持する海外投資家の手の内にある」ということになります。

各イベントに絡む海外投機筋の動向には要注意です。

(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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