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株式市場の語りびと
株式市場で起きていることは、すべて原因があって結果がある。その原因を科学的に分析することを目的とする。
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15.12.6号「売りにも買いにもなる同じ材料に振らされない」 覚悟
「なるほどこんなつもりだったんだ」とあらためて思い知らされた12/3でした。

何のこと?と言えば12/3のECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁の量的金融緩和策第2弾(QE2)の追加緩和策発表です。

ECBドラギ総裁のQE2発表の12/3の市場を時系列で追うと、ドイツDAX指数はマイナス400ポイントの3.58%の急落、米国に移ってNYダウ30種はマイナス252ドルの1.42%安、翌日の日本市場に移って、日経平均はマイナス435円の2.18%の急落でした。

最近、ヘッジファンド等の投機筋はドラギ総裁のQ2の追加緩和策予告を受けて、「ユーロ売り欧州株(とくにドイツ株)買い」の裁定取引に全力を傾けていました。

論より証拠、高水準のユーロ先物売りネット残高とユーロ/ドルのグラフ①を見るとその様子がうかがい知れます。

欧州先物

投機筋にとってQE2の発表の12/3が大事であって、そのQE2の追加緩和策の内容はどちらでも良かったと思われます。

その根拠は欧州株式市場の売られ方が「材料で出尽くし」という売られ方ではなく「追加緩和期待外れ」という売られ方だったからです。

どんな内容のQE2であっても最初から12/3の発表と同時に欧州株式の売り仕掛け(裁定取引の巻き戻し)が準備されていたと考えざるを得ません。

冒頭の「なるほどこんなつもりだったんだ」という感想になるわけです。

グラフ①の通り、充分に想定できる範囲であっただけに、当ブログも相場観の読み筋としては迂闊であったと言わざるを得ません

市場の言うQE2の「期待外れ」とは「塩漬けローン債券」が買取債券の対象に入っていないことです。

べらぼうな!と思われるかもしれませんが、世界の金融は未だにリーマンショックの傷跡から立ち直っておらず、正鵠を得た意見でもあるのです。

リーマンショックの反省からくる金融規制により、世界のお金の流動性不足には深刻な問題が内包しています。

この流動性不足の問題は資源安や米国金融政策の今後の行く末とも同根の問題でもあるのです。

先週末、米国の11月の雇用者数の21万人超えの発表があり、12/16の米FOMC(連邦公開市場委員会)での政策金利引き上げ確実と受け止められて、市場は懸念の不安材料の出尽くし感からNYダウ30種はプラス369ドルの2.12%高になりました。

こちらのほうは株式の短期ヘッジ売りの買戻しが入ったのでしょう。

このように市場は追加の金融緩和策QE2という好材料で大幅に売られ、金融引締め策という悪材料で大幅に買われるというチグハグで複雑な様相を呈してきました。

つまり好悪材料がポジショントークによって売りにも買いにもなるという状況を理解しておく必要があります。

そうでないと市場に振り回されて、訳が分からなくなります

安倍長期政権が続く限り、安倍政権の国家再生プランに基づいて、基本的には日本の株式市場は1989年の金字塔日経平均38915円を目指して長期トレンドは動いていると考えています。

問題はその間に、FRBイエレン議長がブレたように市場に振らされるということです。

7-9月のように20%近い短期急落に見舞われれば、長期トレンドを否定するような誰も知らない大悪材料が背景に潜んでいるのではないかと勘ぐりたくなり、長期トレンドへの自信が揺らぎ、人間である以上、不安心理に支配され株式を叩き売りしたくなります。

不安心理に振らされず株式長期投資を継続するためには大局観、小局観に基づいて相場の先行きの読み筋(シナリオ)を考えて、、自身の株式保有ポジションを余裕のあるポジションに調整する作業が必要です。

それをやらないと人間本来の欲望のコントロールが効きません。

何年にも渡って市場で懸念され続けてきたFRBの金融引締め予想が11月の雇用統計でほぼ確実になったことにより、「胸につかえたものが取れたようなすっきり感」が市場を当面、支配することでしょう。

しかし、12/16の米FOMCで実際に利上げされたあと、「利上げは遅すぎて景気失速」という意見の債券王ビル・グロース氏や「リーマンショックの傷跡は未だ癒えていない」「インフレの兆候もないのに利上げすべきではない」という意見の前財務長官サマーズ氏などが折にふれてクローズアップされ、「市場は同じ材料で好悪材料として振り回される可能性」を覚悟しておく必要を感じています。

この心配は、来年の話です。

年内は強気の押し目買いです。

特に指数売買よりも、個別銘柄に妙味を感じます。



(注意:本稿は投資家のために投資判断を行うものではなく、一切の責任を負いません)
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